歯科技工士向けページ
弊社では2種類の技工士向け道具を販売しています。
キャストプレート適合チェッカー
(鋳造床適合テスト用金型)
工業界ではテストするのが常識・・・さて技工業界では?
・・・この金型に適合できたら臨床をやりましょう!
●適合の大小が簡単にわかります。
●シンプルなワックスアップだから気軽にテストできます。
●シリコン印象材・リン酸塩系埋没材のユーザーにおすすめします。
●取扱説明書「適合向上のための手引き」付き。
●標準価格¥23,000-
クラスプチェッカー
・・・クラスプに確実な維持を与える新世代サベイヤー
・・・あなたは使いこなせるか!!
●クラスプの片側での浮き上がりを防止します。
●従来のサベイヤーと併用することにより、クラスプの維持を確実にします。
●ある程度の高さのあるアーム可動型のサベイヤーに装着可能です。
●操作は簡単、しかも短時間です。
●標準価格¥48,000-
注・・・使い手を選びます。
返品不可ですので「よくわからん」という方は購入しないでください。
日米独の特許取得
高さのあるアーム可動型のサベヤーであれば装着できます。
このような比較的安価なサベヤーにも装着できます。
・・・高さ20cm確保可能な通販材料会社でよく販売されているSYサベヤー
操作方法
1-まずはサベイヤーを使い従来の方法にてクラスプの設計を行います。
ただしアンダーカット量はエーカス(Co-Crキャスト)の場合クラスプの幅の中央で 0.1mm・Iバークラスプ(Co-Crキャスト)で0.2mm・白金加金ワイヤーで0.4mmとしエーカス等は先端2/3をアンダーカットに入れます。・・・教科書記載とはかなり違います。・・・0.1mm単位で計測できるアンダーカットゲージをお持ちでない方は従来のアンダーカットゲージを削って作成してください(図1)。注・・クラスプは深く入れると永久変形をおこし開きっぱなしになってしまいます。
2-左右側それぞれメインとなるクラスプを一箇所づつ選択しクラスプチェッカーを用いて片側での浮き上がりに対しても維持が出現するかを確認します。まずはサベヤー装着側のアナライジングロッド①よりも先端側のアナライジングロッド②を2~3mm伸ばしておきロッド①先端を片方のクラスプのレスト付近にのせます。その状態で次にロッド②側面を反対側の先ほど設計したクラスプ先端部にタッチさせます(図2・図3)。タッチポイントよりクラスプ先端の設計位置が下にあればOKです(図4)。微妙な場合はルーペ等を使用し確認してください。この作業を反対側のクラスプでも行います。また同様に舌側腕もチェックします。タッチポイントよりも下にない場合は
a.クラスプ先端の位置を変える・・(隣接に近い方が有効な場合が多い)・・この場合アンダーカット量は変えない。
b.クラスプの種類の変更・・どうしてもアンダーカットを深くしないとタッチポイントより下にならない時は白金加金ワイヤーを用いる。
c.鉤歯を変更する。
d.舌側腕を0.1mmアンダーカットに入れる
e.ディンプル・グルーブなどの付与により鉤歯の形態を変える。
などの方法をとって対応します。
図1
図2
図3
図4
片側でのクラスプの浮き上がりのメカニズム
臨床例
Iバークラスプにて通常の設計をした後クラスプチェッカーにてチェックした。
・・・タッチポイントより下にほとんど入っていないことが分かった。
同様に反対側のIバークラスプもチェックした・・・こちらもタッチポイントより下にほとんど入っていないことが分かった。
そこでドクターに連絡しローチ鉤に変更することにした。
・・・写真では分かりにくいがタッチポイントより下にはいっている。
完成した金属床
※弊社では技工所様からの技工物作成のご要望はお受けしておりませんのでご了承ください。